都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  発達性協調運動障害 ①

こんにちは!都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

運動療育が専門の放課後デイを併用されている保護者の方からでも、面談で「子どもの運動能力」、特にその中でも発達性運動協調障害(DCD)についての相談をよく受けます。

運動を中心とした他の放課後デイ様のお考えもあると思いますので、できるだけ簡単にFORTUNAとしての説明をしていこうと思います。

 

まず学童期というのは小学校から卒業までの6歳から12歳を指しています。まず定型発達児童についてお話ししていきます。

 

この学童期という時期は、人格の基礎が形成される幼児期と第二次性徴が現れ、身体的変化とともに親から精神的に離れ自立し、自己を確立していく思春期の間に位置し、一般的には情緒的に安定し、外部の世界への関心や好奇心を高める時期といわれています。

 

また、集団生活の中で人間関係をひろげながら様々な体験を積み重ね、自分の役割を認識し、思いやりや豊かな心を育てるとともに、多様な知識や基礎的な体力を身につける時期でもあります。

 

遊びや勉強を中心とした日常生活での活動において、様々な体験を積み重ね、学校における友だちを中心とした集団や異年齢との関わりの中から、より良い人間関係を形成する力を身につけて、友だちを思いやる心を養うことが必要です。

 

また、基礎的な学力や体力、基本的生活習慣、規範意識を身につけ、家庭や学校などにおいての役割を積極的に担っていくことや、将来への夢をもつことも必要になってきます。

 

FORTUNAでは、これらのことを理解した上で、運動のみならず、子どもたちへの療育活動を行っております。

 

運動の発達段階としては、反射的な運動の段階→初歩的な運動の段階→基本的な運動の段階となっていて、通常、幼児期に習得される基礎的運動技能としては、姿勢制御、移動運動、操作運動となっています。

 

すなわち学童期にあたる6歳~12歳は、基本的な運動技能習得の段階から、専門的な運動を応用して行く大切な時期といえます。このためこの時期をゴールデンエイジと呼ぶこともあります。スキャモンの発育曲線というのがありますが、これをみてもこの時期に神経系は急激に発達しているのがわかります。ただし、学童期の運動発達育成には、幼児期の基礎的運動能力の習得が前提となってくるので、この時期をプレゴールデンエイジと呼ぶこともあります。

 

このように生涯にわたって実施するスポーツ種目や身体活動の基礎となる運動技能は、定型発達児童においては、小学校に就学するまでにほぼ習得されているのです。

 

では問題(困り事)が見られる子どもにはどのような対処が必要なのでしょうか?

 

次回からは学童期に学ぶ必要がある身体能力や学童期に発達性運動協調障害(DCD)がある児童の支援方法や指導方法を簡単に説明していきます。

 

監修) 

<文部科学省、日本スポーツ協会(旧日本体育協会)>・公認アスレティックトレーナー(AT) ・公認フィットネストレーナー(FT)

<厚生労働省公認> ・健康運動指導士

<元サッカーJ1チームアカデミー プロコーチ>

 

<続く>